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Book レビュー


荒山徹 「柳生雨月抄」

2012.01.24  *Edit 

 新陰流の剣豪にして陰陽師・柳生友景と朝鮮王率いる妖術軍団との死闘!
 隆慶一郎のスケールと山田風太郎の奔放さを併せ持った超新鋭が放つ
 時代伝奇小説。


と、本の紹介に書いてあります。


最初、ただの歴史小説だと思ったんです。

柳生もの、好きな方なんですよ。剣豪の話がね。

で、この作家の「十兵衛両断」の紹介文章を他の本の所で見て、

興味が湧いて図書館で探したら、目的の本がなく、この本があった。

で、借りてみた。

重たい本の方だから、内容の紹介文は一切無し。

なので、まさか、伝奇小説とは知らずに読み始めてしまい……。


いやぁ~、すっごく面白かったです。

山田風太郎とも隆慶一郎とも違うと思います。

伝奇小説って所だけが共通してますが、作風がまるで違う。

ファンの方々の間では「荒唐無稽」と良い意味で言われてるようですが、

なんつーか、色んな物や人や内容を堂々とパロってます。

モスラは出て来るし、八岐大蛇か?と思わせて実は大蛸が

出てきたり、アンドレとオスカルは出て来るし(笑)

それになにより、大魔王・崇徳上皇が…………。

崇徳上皇の恨みの事件は、これから大河ドラマ「平清盛」を

見ていれば分かるかと思います。

ご存知の方には、驚きと笑いが。

実在の人物と史実が、こんなに荒唐無稽なお話になっちゃう。

しかも、ちゃんと辻褄が合っているので、有り得ない!話なのに、

成程納得……、、みたいな、心地よい騙され感。

何より、話が面白過ぎて。

主人公の友景は、玲瓏な女人と見まごう程の美形。。。

なのに、物凄い剣の達人。

おまけに、陰陽師としての霊能力も物凄い。

すっごい魅力的です。

作者の作品の殆どが、柳生×朝鮮妖術師のお話のようです。

どうも作者は柳生宗矩が特にお気に入りのようですが、

自分的には、この友景のような人物が好きですね。

剣と陰陽の両方に長けているって設定が好き。

剣豪の安倍晴明みたい……。

なので、胸をときめかしながら、ドキドキしながら読んでました。


現在、文庫本では「柳生陰陽剣」とのタイトルで出ています。


この作家の他の柳生もののお話、興味あるけど、友景に惚れて

しまったので、友景の活躍をもっと読みたいなぁ。。。。

あと、敵はいつも朝鮮妖術師で、この人の作品では

朝鮮は悪の帝国と思しき程の書き様なので、何作も立て続けに

読むのは、ちょっと躊躇しちゃうんですよね。

言ってみれば、構図は全て同じ感じっぽいので。


今後、この作家がどう進んで行くのか、興味があります。

一発逆転、違う系統で面白い伝奇ものを書いてくれたら

いいのになぁ、と。。。

自分と年が近いせいか、影響を受けた物も似通っていて、

感性的にはハマるんですよね。

それに、主人公が強いから、安心して読めるしね(^^)


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