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Book レビュー


加藤廣 「謎手本忠臣蔵」

2012.01.07  *Edit 

基本的に忠臣蔵はあまり好きではありません。

人情話に興味が無いからですね。

このお正月も、テレビ東京で堀部のドラマ、やってましたね。

実家でかけてて、ちょろっと見たけど、申し訳ないけど

つまらなかったです。

もう、忠臣蔵は使い古されてる感があると言うか。。。


そんな中で、何故この本を読んだのか。

作者は「信長の棺」等の加藤廣。

この作者の作品はいつも微妙~と思いつつ、それなりに

面白くてつい読んじゃう傾向にあるのですが、

タイトルの「謎手本」に少し興味を覚えました。

「仮名手本」に掛けてる訳ですが。

謎解きがお好きな作者。

でも、忠臣蔵の謎って、なんだろう?

忠臣蔵はいつも赤穂浪士側の視点から描かれてますが、

その後、吉良視点からも描かれるようになり、

松の廊下での一件に同情ばかりも寄せられないぞ、的な

お話も出て来るようになりましたが。。。。

でも結局は、浅野の逆恨みでしょ?って感じ?

図書館で見つけたので、ちょっと目次を覗いてみると、

「柳沢保明 周辺 」とかって項から始まってる。

それ以降をざっと見渡してみると、どうも幕府の当時の

政治背景がらみで話を進めて行ってる模様。

その内容に非常に興味を覚えて借りてきた次第。


で、読み始めたらこれが面白くて、夢中になっちゃいました。

謎とは何なのか?

それは指摘されて成程と思うのですが、何故浅野は

あの日、あの場所で忍傷に及んだのか?

恨みの内容は何なのか?

巷にあふれるお話は、単純な吉良への逆恨みですよね。

でも、取り調べに対して浅野は、恨みの内容を話していないんです。

ただ、幕府に遺恨は無いと言っているのみで。

吉良といざこざがあった事は確かだけど、原因内容は不明のまま。

喧嘩なら両成敗となる所だけれど、本人は何も言わないし、

喧嘩では無いようで。。。

それに何より、朝廷からの勅使饗応の重大な時と場所ですから、

切腹となっても仕方ない事をしでかした訳ですし、当人もそれを

唯々諾々と受けているわけです。

最後まで理由を明かさずに……。

作者は、この理由を明かす為に、柳沢サイドと大石サイドから

話を進めていっています。

まぁ、詰まる所、ひとつの結論へ辿りつく訳なのですが、

実際の所はどうだったのかは、矢張り謎のままでしょうね。

背景には、関ヶ原の合戦の時に家康が福島正則に書いた

誓書の行方と、五代将軍綱吉の母、桂昌院の従一位宣下の

攻防が絡んできて、なかなかに興味深かったです。

そして、何かと愚悪の評価を受けている綱吉と柳沢吉保の

人物像が、今作では魅力的です。

後半の、打ち入り準備の章は自分的には少々退屈でしたが、

良作だと思います。


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~ Comment ~

Re: NoTitle>履歴書の見本様 

履歴書の見本さん♪

はじめまして(^^)

自分の記事についてはよく分かりませんが、
また遊びに来て下さるのは嬉しいです。

これからも宜しくお願いします<(_ _)>

NoTitle 

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
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