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Book レビュー


藤本ひとみ 「幕末銃姫伝」

2011.12.21  *Edit 


そうとは知らずに読んでました。
主人公は、再来年の大河の主人公となる、新島八重でした。

幕末の会津が舞台です。

大変、面白く、また感動しました。

一生物語ではなく、少女時代から若松鶴ヶ城落城までを
描いていますが、封建社会の中に生まれながら、女が普通に
持っている能力がとても苦手で、力持ちで男勝り。
でも時代が時代だけに、女は礼儀作法や裁縫などを身につけて、
いずれは嫁ぐのが当たり前の時代。そんな中で、自分の存在価値を
見つけられない八重が、兄である山本覚馬から砲銃を学び、
生き甲斐を感じるようになります……。

いやぁ~。
江戸時代はどこも封建ですが、会津は特に古臭くて、
身分と言うものに非常にやかましいお国柄なんですね。
頑迷なんですよ。
だから黒船来航以来、どこの藩も軍備に力を注ぎ始めている中、
古臭い考えから抜けられない会津は遅れに遅れ、結局、不利な
戦いを最後はする事になるのですが。
そのジレンマ、読んでて本当に主人公たちと共に憤りました。
まぁこちらは、その後の結果を知っていると言う事もありますが。

お話しは、八重の兄の覚馬と、二人が中心になって
進んで行きます。
歴史の進行は、兄の方で描かれてる感じでしょうか。
この覚馬も優秀な人物です。
維新後も功績を残しています。

そして何より胸をときめかせたのが、私の好きな山川大蔵との
ロマンス?
ロマンスと呼べるような甘い関係では全くなく、
仄かに想いを寄せ合う……って感じでしょうか。
勿論、結ばれません。

藤村ひとみはフランスを中心としたヨーロッパの歴史小説が
多く、日本史ものは、これが初めてじゃないのかな。
彼女の歴史小説は殆ど読了済みなのですが、この本を図書館で
見つけた時にはビックリしました。
いつの間に、こんなの出してたの?と思わず手に取り、
その場で読み始めましたが、そこは何と、仙台の図書館。。。

30ページ程で時間が来てしまい、敢え無く別れ……。
帰宅後、いつもの図書館で検索したら貸し出し中。
すぐに予約しましたが、これが長かったんですよ、来るまで。
確か、1人だけだった筈なのに。
なかなか返却されなかったみたい。
でもやっと手許にやってきて、一気読み。

幕府の命のもと、逼迫した藩の財政をやりくりしながら
帝を守る京都守護職を務めて来たと言うのに、
いきなり解雇された上に逆賊の汚名を着せられ、
嘆願書を何度も提出しながら握りつぶされて攻め込まれた会津。
なんとも理不尽で、薩長新政府への怒りが増しましたね。
あんなズルってないっすよ。
藩士もその家族達もみんな可哀想でならなかったです。

それ以前の段階での、有望な人物達が次々と暗殺されてるのも
切なくて。。。

とても良い作品だったと思います。
難しくないので、良かったら読んでみて下さい。

再来年の大河では、どんな風に描かれるのか心配だなぁ。。。


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