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Book レビュー


広沢虎造 「ご存知!清水次郎長伝」

2011.07.15  *Edit 

こんな本が出ていたとは知らず、驚きです。

先日、子供の塾の近くにある図書館で、子供を待っている間、

本を読んでました。

節電のせいか、館内なんか温かくて、ちっとも涼しく

無いんですけどね。

本棚の隣にポツンポツンと椅子があり、そこに座ってました。

集中力の持続が難しいnarinari。

読みながらも、何となく顔をあげて、目の前にある書架を

チロチロみたりして。

目の前は、芸能コーナーでした。

と言ってもタレント本ではなく、落語家とか漫才師等の

方々が書かれた色んな本です。

告白本からエッセイ、考察、批評等色々でしたが、

落語家の本も漫才師の本も、別段興味ありません。

ただ、なんとな~く見ていたら、1冊の本の背表紙に目が!

 ご存知!清水次郎長伝

ほぉ~~。清水次郎長かぁ。

実は好きなんでございます。

昔、テレビで、清水次郎長のドラマを連載してました。

次郎長役に竹脇夢我……。カッコ良かったっす。

いや、カッコ良すぎ。

個性豊かな28人衆の中で、特に顔が浮かぶのが

あおい輝彦が演じた森の石松。

そんな事を懐かしく思いながら、タイトルの下を見て凝然!!!


 二代目 広沢虎造



えっ、ええーーーーーーっ!?


うっそぉ~~~、ほんとぉ~~~~~~?


思わず手に取って見る。

っつーか、手に取らずにはいられない。

大好きなんですよ、虎造がっ。


と言っても、分からない人には分からない事でしょう。

小説家じゃぁ、ござんせん。

浪曲家でございます。

昭和前期に一世を風靡し、大活躍したお方でござんす。

その浪曲家としての優れた声と、リズム感のある

表現豊かな語り口。最高でございます。

そして、その虎造の代表作が、「清水次郎長」なんざんす。

あの有名な、「食いねぇ食いねぇ鮨食いねぇ」や、

「馬鹿は死ななきゃ治らない」などのフレーズは

この虎造さんの浪曲からきているのです。


 広沢虎造  1899-1964
       東京芝白金生まれ。
       少年の頃より浪曲が好きで、
       19歳で弟子入り、23歳で真打ち、
       二代目虎造を襲名。
       明るく威勢の良い、笑いの効いた独特の
       虎造節を考案、十八番「清水次郎長伝」で
       爆発的な人気が高まる。
       昭和浪曲界最高の人気者。


浪曲って日本の伝統演芸的な印象があるけれど、

実は歴史は浅く、発祥は明治時代なんだとか。

古くから伝わる浄瑠璃や説経節、祭文語りなどが基礎になって、

大道芸として始まった、その後明治時代初期、

大阪の芸人・浪花伊助が新しく売り出した芸が大うけして、

演者の名前から「浪花節」と名付けられたんだそうな。

大正時代に入って、かなり有名になってきたみたいです。


さて、手に取った本は、どんな本かと言いますと。

jirotyo.jpg

表紙でございます。

KKベストセラーズから出版。まだ売ってます。

中を見ますと、虎造の次郎長伝が、そのまま文章になって

載っています。

独特の浪曲の節回しの部分と語りの部分が分かるように

表記されてまして。

目録は……。

  秋葉の火祭り
  名古屋の御難
  勝五郎の義心
  石松と勝五郎
  お蝶の焼香場
  次郎長の貫録
  久六の悪事
  次郎長の計略
  大野の宿場
  代官斬り
  石松金毘羅代参
  石松三十石船道中
  石松と見受山鎌太郎
  石松と都鳥一家
  石松と七五郎
  閻魔堂の騙し討ち
  お民の度胸
  石松の最期
  為五郎の悪事
  追分三五郎
  追分宿の仇討ち

となっています。

これはもう、読むしかねぇ~。

でもって、更に驚き。

CD付きなんでやんす。

名調子さわり集

これはもう、借りるしかねぇ。

と言う事で、借りてきて、読み、聞いたのでした。

感動です。

私、別に浪曲ファンなんじゃありません。

ただ、二代目広沢虎造の「次郎長伝」のファンなんです。

何故かと申しますに、昔、父の本棚にカセットがあったのを見て、

興味を持って聞いてみて、すっかり虜になったんです。

父は、ほんの数本しか持ってませんでした。

有名な森の石松関連のくだりです。

浪曲と言うと、潰れた渋い声で、なんかよく分からん事を

歌ったり語ったりして、あまり面白いって感じじゃ、

なかったんですよね。

ところがどっこい、この広沢虎造は、大層面白い。

声も確かに潰れてるって言えば潰れてるけど、張りが合って

聞きやすく、また語り口調が面白い。

だから、機会があれば他のも聞きたいって思ってたんです。

しかも次郎長はテレビの影響もあって好きだったりする。

他に国定忠治も少々好きなんですが、次郎長には及ばない。

だからこそ、この本は大変有難かった。

28人衆の一人、法印大五郎と出会って探していた敵(かたき)の

仇討から始まり、石松が殺されて、その仇討をする所までで、

実に面白い。

そして、一通り読んでからCD。

さわり集ですから、まぁダイジェスト版みたいなものですが、

あの虎造の語りが聞けて大興奮。本当に素晴らしい。

最高です。

で、YouTubeにも、アップされているのを発見!

有名なくだりを、貼りました。

   お茶の香りの東海道清水一家の名物男
   遠州森の石松は、しらふのときは よいけれど
   お酒飲んだら乱暴者よ
   喧嘩早いが玉に瑕
   馬鹿は死ななきゃなおらない


親分から金毘羅へ代参を頼まれて済ませた帰り路。

三十石船の中での、石松と旅人のやり取りです。

江戸っ子だってねぇ。

神田の生まれよ。

鮨喰いねぇ。

の有名なくだりの、後半部分でございます。

興味がある方は、どうぞ御一聴くださいませ。


森の石松 三十石船道中 3


因みに、広沢虎造と言ったら、二代目、でございます。

なんか、初代とかって勘違いされてる方がいらっしゃるようですが、

初代は虎造が弟子入りした二代目広沢虎吉の事で、

有名ではございません。

虎造と言ったら、二代目なのでございます。

あ~、全集が欲しくなっちゃったなぁ……。


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~ Comment ~

Re: NoTitle>真吾オジサン様 

真吾オジサン♪

興味を持たれましたか(^o^)

とても面白いのでお勧めですが、かなり大きい
本屋さんじゃないと、ないかも……。
アマゾンとかなら入手できますが。

NoTitle 

これは面白そうですね。 ^^

真吾オジサンも、週末ですので、今日にでも本屋に在庫がないか行ってみようと思います。
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