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Book レビュー


浅田次郎 終わらざる夏

2010.09.20  *Edit 

借りて読んだのですが。


ズーーンっと来ました。


終戦の話で、北海道の北、千島列島の国境最北、

占守島(シュムシュとう)に、手つかずの武器と

精鋭部隊が温存されたまま終戦を迎え、

戦争が終わったにも関わらず、条約を破って

攻め込んできたソ連軍と戦った人たちがモチーフになってるのですが。


この部隊に、終戦間際に応召された3人の話を中心に、

それに関わる人たちの人生模様が描かれていて、

非常に重たく感じました。

この時代を描いた小説は昔から好きなので、数多く読み、

その度に、戦争の悲惨さに怒り、涙してきたのですが。

満州もですが、不可侵条約を破って攻め込んできたソ連と

戦わされて、捕虜として長期間シベリアに抑留された人たちの

事を思うと、言い知れぬ怒りが湧いてきます。

残された家族の事を思うと尚更です。

上下巻に渡る長い話で、師団の規模や武器の規模や作戦の

話など、読みにくい部分もかなりあったので、思いの外

読むのに時間がかかってしまいました。

浅田次郎は好きなのでよく読むのですが、読みにくいと思ったのは

この作品が初めてかな。

今度「日輪の遺産」が、私の好きな 堺 雅人 主演で映画化されます。

この小説は面白かったですが、これもまた、切なかったです。

でも、今回の小説の方が更にせつない。

それぞれの生い立ちや生活や家族の話が、そうさせてるのかな。

本当に、平和な時代に生まれて良かったと思いますね。

以前、テレビで、憲法9条の問題で、軍隊を持つか否かで

賛成派と反対派の一般人がスタジオに集まって討論してた事がありました。

賛成派の中の、ある1人の中高年の女性が、

防衛の為の軍事力が必要、と力強く訴えてました。

その人の訴えを聞いて、この人は軍隊があれば、軍隊が国民を

守ってくれると勘違いしてると、私は感じました。

軍隊って、一体、誰がなるの?

職業軍人と思ってるかもしれないですが、職業軍人なんて

国の人口から言ったら、ほんの僅か。

それじゃぁ、戦えません。

だから、非常時になると、職業軍人でない成人男子が徴兵される。

その為に、徴兵検査があり、徴兵義務が生まれるわけです。

この女の人は、自分の夫や息子や兄弟が徴兵される可能性を考えず

言っているのか?それとも、それを覚悟して言っているのか?

問いたかったです。

一億玉砕を唱えて、丙種判定の男子まで徴兵されるようになり。

農村では女子供年よりばかりになって、畑仕事ができないから

大凶作。

息子全員を戦争に取られて戦死し、後継ぎがいなくなり。

爆撃で国土が荒らされて。


祖父母も両親も戦争体験者なので、色んな話を聞いて育ってますが、

もっと歴史を学んで、同じ過ちを繰り返さないようにして欲しいと、

改めて思いましたね。

一生懸命努力してきた自分の人生が、国によってめちゃくちゃに

され、未来を奪われる無念。

心がひどく痛みました。

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~ Comment ~

Re: NoTitle>秋沙様 

秋沙さん♪

コメント、ありがとうございます。

本当に、戦争が地球上から無くなるのは不可能に近いのかもしれないですね。
個人間の暴力ですら、無くならないのですから。
だけど、国家の名のもとに個々人の平和がおびやかされるのは
おかしな話です。国民あっての国家であり、国家が希求するものは
国民の平和と幸福なんですから。

なんとか、この平和を保ってゆきたいし、また世界中から
戦争が無くなって欲しいですね。

リンク、ありがとうございます。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。

また、クロスも御拝読ありがとうございます。
長いので大変かと思いますが、少しでも楽しんでいただけてるのなら
嬉しいです^^

NoTitle 

「戦争」というのは、どうしたら地球上からなくなるんでしょうね。

人間が持っている「猜疑心」というのが無くならない限り、消えることはないように思います。哀しいですね。

誰だって争いなんかしないで平和に暮らしたいのに。
一部の「国を守っている」と思い上がっている人たちのおかげで、「国を守る」という大義名分のために戦いがおこって、その人たちがいう「国」の財産であるはずだった「平和を願っている一般人」たちが徴兵されていく・・・。理不尽ですよね。

できればこのまま、平和ボケしていたいと思ってしまうワタシであります。

あ、リンク貼らせていただきました~!
あらためてよろしくお願いいたします。

今、クロスステッチ第一部、「色づく」のあたりを読んでおります。
もードキドキが止まりません!!(*^o^*)
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