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小説・クロスステッチ第1部 <完>
第1章 花が咲く~第8章 刻印


クロスステッチ 第1部第7章 ぬくもり 第1回

2010.03.04  *Edit 

 二人が初めてのデートをした翌週の日曜日。理子は増山の家にいた。
家族に紹介したいと言われ、招待されたのだ。
 あの日の翌日。学校では、増山はいつもと変わらぬ態度だった。
勿論理子もポーカーフェイスである。誰にも気付かれてはならない。
互いにそうしようと言い合ったわけでは無いのに、自然とそういう態度になった。
互いの立場を考えれば、誰に言われなくても当たり前だろう。しかも、
女生徒に人気の増山である。少しでも親しげな態度を示したら大変だ。
 だが、そうは言っても、まるで変わらぬ態度を見ていると、日曜日の事は
夢だったんじゃないか、と言う気がして来るのである。
 告白され、抱きしめられ、キスをした。
 増山を見る度に、その時の事を思い出してドキドキするのだった。
 そして、水曜日の夜、日曜日に家へ来ないかとの誘いのメールが来たのである。
 理子の心臓は、激しく鼓動した。
 先生の家族に紹介される。
 こんなに早くに?
 一体、どんなご両親なんだろう。
 息子の彼女が高校生と知って驚いているのではないか。


 家族に紹介されると言うのは、とても嬉しい。未成年の、しかも教え子だ。

どうしたって周囲には秘密にしなければならない。家族だって、良くは
思わないだろう。それなのに紹介してくれる。それだけ、増山が理子を
大切に想ってくれてるからなんだ、と思うと感激する。
 だが一方で、非常に不安だ。
 上野での出来事は夢じゃ無かった。現実だった。だから家族に紹介される。
嬉しいけれど怖い。

 増山は親元で暮らしていた。両親と姉の四人家族である。父親の雅人は
有名製薬会社の重役で、母親の博子はカルチャーセンターでお茶とフラワー
アレンジメントを教えていた。増山のお茶の嗜みは母親から教え込まれた
ものだった。増山と二つ違いの姉は紫(ゆかり)と言い、増山によく似た綺麗な
女性で、背も高くスタイルも良く、税理士を職業としていた。
 「よく来てくれたわね。マーから話は聞いてるわ」
 増山は、母と姉から「マー」と呼ばれているらしい。
 父親は重役とは思えない、とても気さくな明るい人物で、母親も明るく
優しい人だった。理知的な姉も優しくて気が効く人だ。とても温かい
家庭である。みんな、息子の若い彼女に、驚くほど親切だった。
 「あの、ちょっと伺ってもいいでしょうか・・・」
 理子が遠慮がちに言った。
 「あら、どうぞ、遠慮なく何でも聞いてくださいな」
 と、母の博子が優しく言った。
 「あの、私は先生の受け持ちの生徒なのに、こういう事になって、その・・・・」
 理子は赤くなって俯いた。どう、言ったらいいのか上手い言葉が出て来ない。
 理子の様子に四人が顔を見合わせて、笑った。
 「気にしなくて、いいのよ。マーから最初にあなたの事を聞いた時は、
さすがに驚いたけど、マーが本気なのがわかったから。私達、親バカ
なのかもしれないけど、自分達の子育てに自信があるの。だから、子供の
事を全面的に信じてるのよ。紫もマーもね。あなたの事を話す時のマーの
幸せそうな表情を見て、安心したわ。今までそんな表情を見た事が無かったから。
あなたは、マーが選んだ相手なんだから、私達は反対する理由はないの。
教え子であってもね」
 博子は優しい顔で理子を見つめていた。
 「そうよ。あなたは、ここでは何も気にする事はないわ。私達は二人の
味方よ。これからは、遠慮なくちょくちょく遊びにいらっしゃい。
立場上、外で会うのは厳しいでしょ?」
 姉の紫がそう言って笑った。
 その後も、増山の家族は理子の緊張を解きほぐすように、気さくに
接してくれた。なんて暖かい、素敵な家族なんだろう。理子の家とは
大違いだ。理子の母親は情の濃い人だが、だからこそ、その分、猜疑心も
強く、自分の子供でありながら全面的に信用しない。そして、自分と
同じだけの情を相手に求める。機嫌の良い時は明るく暖かいのだが、
ひとたび機嫌が悪くなると、まるで手がつけられない程だった。自分の
感情中心の言動なので、一緒に暮らしていると疲れるのだった。
それに何かと干渉してくる。
 「理子ちゃん、茶道部なんですってね。それも表千家とか。良かったら、
私のお茶を飲んでくれない?」
 母の博子に言われた。
 「はい。是非・・・」
 全員でお茶室へ赴いた。
 増山家には茶室があった。広い家である。製薬会社の重役というだけ
あって、資産家のようだ。お茶室へ入ると、床の間に山茶花の花が
一輪活けてあった。理子が主客だ。とても緊張する。理子の隣に増山が
座った。その隣に父の雅人が座り、末席に紫が座った。
 博子のお手前は、理子の学校に教えに来ている先生とは、また雰囲気が
違った。同じ表千家なので作法は同じなのだが、この違いは何なのだろう。
増山がお手前には人柄が出ると言っていたのを思い出した。
 茶道部のお茶の先生のお手前は、厳かな雰囲気があった。一つ一つの
動作をとても大事にしているように感じられる。だが博子は違った。
静謐な時間・空間を楽しんでいるような明るさがあった。一連の動作はた
ゆまなく進行し、女の子がおままごと遊びを楽しんでいるような雰囲気を
感じる。だが、一分の隙もない。全てが当たり前のように進んでゆく。
 これが、この人なのか。大らかで明るく優しい。そして、力強い。
増山は、こういう女性に育てられたのだ。増山が、羨ましい。
 お茶はとても美味しかった。点てる人のぬくもりが感じられた。この人の
暖かい懐の中で慈しまれたい、そんな思いが湧いてくるのだった。

 お茶を飲んだ後、理子は増山に誘(いざな)われて、増山の部屋へ入った。
 「マー、悪さしちゃダメよ」
 と姉の紫が笑いながら言った。
 「わかってるよ」
 と、ふくれっ面で言う増山の表情が、新鮮だった。学校では絶対に
見られない顔だ。
 増山の部屋は広かった。東南の角に位置していて、明るい部屋だ。西側の
壁一面は備え付けの本棚になっていて、ギッシリ本が詰め込まれていた。
大きな机に革張りの椅子、ダブルベッド。体が大きい分、みんな大きな
サイズなのか。大きなスピーカーが部屋の四隅の天井の下にあった。
部屋の隅には譜面台が置いてある。譜面台の上には楽譜が置いたままだ。
その近くに、フルートとギターがケースに収まって置いてある。
 「あっ、フルート」
 「ケースに入ってるのに、よくフルートだってわかるな」
 「だって、他に無いじゃないですか。フルートやってるって以前、
おっしゃってたでしょ」
 「よく、覚えてるな」
 当たり前だ。そういうのはしっかりと覚えている。
 「聴かせてもらえませんか?」
 「聴きたい?」
 「勿論です」
 「わかった」
 増山はフルートをケースから出すと、組み立て始めた。理子はそばにある
椅子を勧められたのでそこに腰かける。
 「何を吹こうかな。リクエストあるか?」
 「いえ。フルートの曲はよく知らないので」
 「じゃぁ、短めの曲にするか。バッハのパルテータって曲を吹く」
 そう言って、増山はフルートを吹きだした。とても深みのある音色だった。
綺麗な指がフルートによく似合っている。唇は、まるで吹いていないように
静かな動作だ。フルートって不思議だ。直接楽器に口を付けないのに、
あんなに音が出るなんて。演奏を聴きながら、誰も知らない先生の世界を
見聞きしているような気がして、感動してきた。
 本人が言った通り、短めの曲だった。3分くらいか。
 「先生、素敵」
 拍手しながら理子が言った。
 「そうか。そのうち、理子にピアノ伴奏してもらいたいな」
 「ええーっ?無理ですよー」
 「どうして」
 「だって、伴奏って難しそう。テレビとかでリサイタルとかたまに
見ますけど、ソロとは違う意味で難しそうって思いますよ、いつも」
 「まぁ、合わせなきゃならないし、出しゃばってもいけないし、
ソロみたいに自由には弾けないからな」
 「そうですよー」
 「でもあれも、一種の馴れだ。やっているうちにコツとか感覚を
覚えるようになる」
 「そうなんですか?」
 「そうだ。でも何より、俺はお前と一緒に演奏したいんだよ。一緒に音を
奏でたい。お前はそういう思いは湧かないのか?」
 理子は赤くなった。
 「なんで赤くなってんだよ」
 「いえ、何となく・・・。私、先生が思うより恥ずかしがり屋で
秘密主義なんです。だからその・・・」
 「恥ずかしがり屋で秘密主義。・・・って事は、俺はお前の事を
知ることができないって事か?」
 そう言いながら、増山はフルートを片づけ始めた。
 「あの、だから、その・・・、歌を歌ったりとか楽器を演奏したりとか、
そういうのって自分の世界の表出の一種じゃないですか。だから、
それで自分を見せるのが恥ずかしいから、美味く音楽表現ができないと言うか、
自分を出せないと言うか・・・」
 理子は赤くなりながら言った。
「なんでそんなに、自分を知られるのを怖がるのかな」
 増山は不思議そうな顔をして理子を見た。
 「わかりません。でも多分、自分に自信が無いのかも・・・」
 「自分に自信がない」
 増山は理子の言葉を繰り返した。暫く黙って何かを考えているようだった。
 理子自身にも、よくわからない事だった。自分に自信が無いのは確か
だった。だが、それだけなんだろうか。何故こんなにも、人前で自分を
見せるのが恥ずかしいのだろう。
 「わからないな」
 増山が突然言った。理子の前にあるガラスの丸テーブルの向こう側の
椅子に腰かけて、腕を組んだ。今日の増山は白地に細い茶の横縞が入った
衿繰りの広いTシャツの上にクリーム色でVネックのトレーナー地の
カーディガンを着ていて、下は白のジーンズだった。
 よく似合っている。清潔感があり、また眼鏡のせいか、ジーンズを
履いていながらインテリ風な感じがする。また、そのジーンズが、
どこかに男臭さを感じさせる。何を着てもよく似合う。
 「お前は結構、臆病だよな。活発でしっかり者の一方で、まるで幼子の
ような弱さも感じる。大胆な発言をする割には、石橋を叩いて渡るような
慎重さがある。臆病で慎重な部分が、お前を縛って解放させないのかな。
でもその原因がどこにあるのかは、俺にはまだわからない」
 「先生、よく私の事がわかるんですね」
 「当然だろう。ずっとお前を見て来たからな」
 理子は再び赤くなる。本当に、先生は私の色んな部分を理解してくれて
いるように思える。
 「お前の事はある程度はわかっているつもりだ。だが、未知の部分の方が
多い。これから色々と知る事ができるのが楽しみだ」
 そう言って、笑った。
 「知ったら、がっかりするかも・・・」
 「お前だって、俺を知ったら失望するかもしれないぞ」
 と笑う。
 「そんなこと・・・」
 「俺はそれでもお前を知りたいし、俺の事も知ってもらいたい」
 増山の笑顔は優しかった。学校の誰も見た事の無い笑顔だ。
 「さて」
 増山は立ち上がると、机へ向かい、引き出しから一冊のファイルを
取りだし、机の前の椅子に座って理子の方を向いた。
「これについて、色々語り合いたかったんだよな。『バビロンの夕陽』の
レポート」
 理子はいきなり赤くなった。
 「おっ、また赤くなった。お前の感想レポート、なかなか面白かったぞ。
自分を見せるのが苦手なわりには、感じた事をストレートに、言葉を
尽くして語ってる。不思議な奴だな」
 「本は、題材が決まってるからです。それについてだけ語ればいいわけで、
自分自身の表出じゃないでしょう?音楽は違います。自分の全てが見られる
ような、裸の自分を見られるような、そんな気がして恥ずかしいんです」
 「裸の自分か」
 「そうです。だから、恥ずかしいから、隠そうとしてしまう。そうしたら
音楽はただの無機質な音になってしまいます。それはそれで、恥ずかしい
じゃないですか。だから、苦手なんです」
 「そうか。理子は感受性が強いんだな」
 増山は自分が思っていたよりも理子が繊細だと感じた。この繊細さが
もたらすものは何だろう。この先彼女はどう変化して行くのだろうか。
 「理子、お前カラオケはやらないのか?」
 「やりますよ」
 「一人でか?」
 「えっ?いいえ」
 「誰と行く?」
 「妹とか、友達とか・・・」
 「それって、人前で歌ってることにならないのか?」
 「そうですね。言われてみれば。最初は凄く緊張しました。でも
そのうちに馴れました」
 「じゃぁ、俺がギターを弾くから、お前カラオケだと思って歌え」
 「ええーっ?」
 いきなり、そうくるとは思わなかった。
 「あの、『バビロンの夕陽』の話しをするんじゃなかったでしたっけ?」
 「それは後で」
 そう言って、ギターをケースから取り出して、既にチューニングを
始めている。
 どうしよう?これじゃぁ、自分が弾かないだけで、弾き語りとあまり
変わらないじゃない。それに、歌えって、一体何を?
 「何を歌う?」
 「何を歌うって・・・」
 うろたえる。
 「カラオケでは、いつも誰の歌を歌ってるんだ?」
 「え、えーと・・・、ZARDとか、ユーミンとか、ドリカムとか・・・」
 「結構、古いんだな」
 増山の言葉に赤くなった。
 「最近の若い女子とは思えない」
 「それって、おばさんって事ですか?」
 理子は増山を睨むように言った。
 「ひがむなよ~。正直な感想なんだから」
 そう言って笑う増山を憎たらしいと思った。
 「音域が合って歌いやすいだけです。好きでもありますけど」
 「わかった、わかった。まぁ、ギター的にも弾きやすいから、
ZARDの『負けないで』にしよう。これなら歌うのも楽だろう?」
 もう殆ど決定といった感じで、拒否権が無いみたいだ。
 仕方が無い。歌うしかないか。でも、先生の前だからこそ、余計に
恥ずかしいのにな。
 増山がカウントを取り、短い前奏の後に入った。なるべく増山を
見ないようにして歌う。見たら緊張しすぎて声が出なくなりそうだ。
既に鼓動が激しくて息が苦しい。
 理子の声は細くて高いのだが、その声質のわりには音域が狭い。
合唱部ではメゾソプラノだ。ソプラノだと高音が厳しいし、アルトだと
低音が出ない。ZARDの歌は、理子の音域に合っていて歌いやすかった。
カラオケでは大抵キーが下がっているので、原曲に合わせる。
 『負けないで』で良かった。適度に短い曲だったので、早く終わった。
やっぱり、増山の前だけに、声の伸びが悪いと自分で感じた。
歌い終わったら、増山が「おー!」と言いながら拍手した。余計に恥ずかしくなる。
 「すっごく緊張して、よく歌えませんでした」
 恥ずかしくて増山の顔をまともに見れない。
 「いや、良かったぞ。理子の声はZARDに合ってるな。声質が似てる。
それに見た目の雰囲気も似てるかもな」
 「えー?そんな事初めて言われました」
 「そうなの?」
 「はい。でも時々、芸能人の誰かに似てると言われることはあります」
 「芸能人の誰かって、誰」
 「誰か、です。思い出せないって言うんです。似てるって言う人はみんな
揃って、誰かに似てるんだけど、誰だかわからないとか、思いだせないとか」
 「へえ~。でも、そう言われれば、何だかわかるような気もするな。
誰かに似てる気がするんだよ」
 「私には、全然わかりません」
 「俺は、今わかった。お前って、基本的にはポーカーフェイス
みたいだが、時々ふと、様々な表情を見せるんだ。それが、その時その時に
よって誰かに似てるって印象を与えるんだよな」
 ポーカーフェイスって、わかってたんだ。増山も見て無いようで見て
いるんだな、と思った。
 「だから、一人に特定できないんだ。俺は以前、一度だけだが、お前を
和久井映見に似てると思った事があるぞ」
 「ええ?言われた事ない」
 「そうだろう。俺も今見るとどこが似てるんだと思う」
 そう言われると複雑だ。何と返して良いかわからない。
 「今は、ZARDだな。まず髪型が同じだろ」
 「同じじゃないですよ。私の方が短いです」
 「たいして変わらないじゃないか。お前だって長い方だし。
あとは、視線だな。いつも逸らしてる」
 なーんだ。その程度か、とちょっとガッカリした。
 「いずれにしても、癒し系かな、似てるのは。華やかなタイプじゃない」
 まぁ、そうなんだろう。自分は地味なタイプだと自覚している。こんな
私に先生のような人が興味を持ったのも、歴史好きだったからで、
それ以外の理由なんてあり得ないだろう。
 「お前、自分をそんな卑下するなよ。お前は目立つ美人タイプじゃないが、
顔立ちは整ってるし、お前なりの魅力があるし、可愛いと思うぞ。
それに、男にとっては癒し系の方が人気があるんだ。歴研の連中がお前を
『理子姫』と呼ぶのも、それなりの理由があるからだ。俺にとっては、
嬉しくないけどな」
 そんな風に言われると嬉しいけど恥ずかしい。
 「なぁ。ところで、あの歌をもう一度聴かせてくれないか」
 「あの歌?」
 「文化祭の時に歌った、二曲目の方。『ます』じゃ無い方」
 「『うつろな心』ですね」
 「そうだ。それそれ。恋煩いの歌だよな。あの時既に、二人とも
恋煩いだったよな」
 「どうしてあの曲を?」
 「あの曲は、お前の声に合ってる。凄く綺麗だった。もう一度聴きたい。
今度は俺だけの為に歌ってくれないか」
 熱い目で見つめられた。胸が切なくなる。この人を目の前にして、
あの歌を歌うのか。
 「わかりました」
 「じゃぁ、俺が簡単な伴奏を付けてやる。あれは何調だったかな」
 「ヘ長調で八分の六拍子です。最後の拍から入ります。ズンチャッチャ、
ズンチャッチャ、ズンチャッチャ、ズンチャ、で入る感じです。
テンポはアンダンテで」
 「わかった。ヘ長調八分の六拍子アンダンテな」
 増山のギターの伴奏は歌いやすかった。単純なコード進行ではあるが、
一度しか聴いていないのに、よくできる。音楽的センスに長けている。
次の和音を予測するのが得意みたいだ。
 理子は、場所が普通の部屋である事も考慮して、声を抑え気味にして
響きを大事にして歌うようにした。自然に口ずさんでしまうような、
そういう雰囲気で歌った。恋をしている時って、こんな感じだろう。
思わず、口ずさんでしまう恋の歌・・・。
 「凄く良かった。文化祭の時とはまた違う良さがある」
 目を輝かせてそう言う増山を見て、恥ずかしくて顔が火照って来た。

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