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小説・クロスステッチ第1部 <完>
第22章 卒業~第24章(最終章) 旅立ち


クロスステッチ 第1部第24章(最終章) 旅立ち 最終回

2010.05.16  *Edit 

 「先生、枝本君と何を話してたんですか?」
 夜、寝室で理子が訊ねて来た。窓辺で夜景を見ながら。
 夜空には星が瞬いていて、心を躍らせる。
 「うん。去年の、あの事件の事で、礼を言ったんだ」
 増山は理子の肩に手を乗せると、そう答えた。その増山に、
理子はそっと寄り添った。
 「渕田君は、進路はどうなったのかな?」
 「あいつは、テニスが盛んな私大に合格したよ」
 「そうですか。本当にテニスが好きなのね。中学の時からずっと、
打ち込んでたし・・・」
 増山はそう言う理子の体の向きを自分の方へ向かせた。
 「あんな事をされたのに、随分と優しい言い方をするんだな」
 増山は怖い顔をしている。怒っているのか。
 「だって、もう済んだ事だし・・・」
 そう言って、理子は俯いた。
 理子は本当にそう思っていた。もう済んだ事だ。
 そんな理子を、増山は抱きあげると、ベッドへ運んだ。もう、何も
遠慮する事は無い。夫婦になったのだから。
 ベッドに横たえると、増山は暫く理子の顔を見つめた。
理子は頬を染めて、恥ずかしそうに増山を見ている。
そっと、唇を重ねた。何度も、繰り返す。額と額を付けて、
唇を重ねずに舌を出して理子の下唇を突き、そして舐めた。
理子が小さく震える。濡れた唇は煽情的だった。増山は何度も舐めてから、
その舌を理子の口の中に挿し入れ、そして唇を重ね合わせた。
 髪に手を挿し入れると、フワッといい香りが漂ってきた。
それが興奮を煽る。濃厚なキスを交わしながら、増山の手は理子の体に
伸びた。寝巻のボタンを外して、手を入れる。心地良い肌触りが
快楽を呼ぶ。理子は増山の指先が肌に触れた途端、ビクンと体を震わせた。
久しぶりの肌触りと反応だ。あの学校でのひとときから、半年が経っていた。
自分でもよく我慢できたものだと思う。
 増山は理子の体から着衣を全て剥がすと、その美しい裸体に唇を這わせた。
理子の口から甘い吐息が漏れる。その息遣いを感じて、
増山は昂ってくるのだった。
 増山は唇を外すと、理子の体を見た。薄明かりの中に浮かぶ白い裸体は、
半年前に見た時よりも、大人っぽくなっているように感じた。
 「先生・・・恥ずかしいから見ないで」
 理子が、消え入るような声でそう言った。頬を赤く染めている。
 「今さら恥ずかしがるなよ。もう、何度も見られてるじゃないか」
 「何度見られても、恥ずかしいものは恥ずかしいの」
 増山は頬に笑みを浮かべると、手を伸ばして理子の桜色の蕾を突いた。
 「あんっ・・・」
 と、切なげな声を洩らす理子の姿が悩ましい。
更に、そっと乳輪の淵をなぞると、
 「いや・・・」
 と、小さい声を洩らす。
 増山は自分も着ているものを全部脱ぎ、理子の体を抱きしめた。
全身で、彼女の全てを感じたかった。この半年間、どんなに彼女に
触れたかったか。単に交わりたいと言う欲求だけでなく、彼女の全てを
感じたかったのだ。
 増山は理子の滑らかな肌を全身に感じて、恍惚とした。足と足を絡め、
その胸に顔を埋めた。谷間に唇を這わす。理子の声が微かに洩れる。
両手で乳房を揉み、親指で先端を擦ると大きな声が洩れた。
口に含んで舌で転がす。理子の声が更にあがる。
 増山は態勢を変えた。理子を抱きしめ、自分の上に理子を抱く。
体が密着する。
 「重く、ないの・・・?」
 増山の胸に顔を付けた理子が、震える声でそう言った。
 「重くない。逆に心地いいくらいだ」
 増山はそう言うと、理子の顔を起こして、その唇を塞いだ。
 そして、理子の背中に指を這わす。増山の指の動きに、理子の体が
小刻みに震える。感じているのが伝わって来た。ぷっくりとした臀部を
掴むと、ピクンと体を震わせた。その可愛いお尻を増山は撫でる。
ここもさわり心地が良い。適度な弾力と柔らかさがある。指を、
谷間の入口付近で遊ばせていると、理子の体がそれに合わせて震えて来た。
特に感じる部分のようだ。理子は唇を外すと、
 「先生、・・・やめて・・・」
 と、眉根を寄せて切なげに訴えて来た。
 「どうして?とても感じるだろう?」
 増山の言葉に、理子は微かに頷いた。増山は指を降下させてゆく。
 「先生、いや・・・」
 その言葉に構わずに、指を先へと進め、指先が理子の蜜壺に到着した時、
理子は大きく仰け反って声をあげた。
増山の指の動きに合わせて理子の興奮した声が何度もあがり、増山も
高まってくるのだった。
 「いや・・・、お願い・・・」
 理子の懇願に、増山は指を抜いた。理子にはまだ、刺激が強すぎたか。
開拓途中の上に半年ぶりだ。自分の上で、胸で大きく息をしている理子を、
増山は下へと下ろすと、優しく髪を撫でた。そして額に優しくキスをする。
 「随分、感じていたね」
 増山の言葉に、理子は恥ずかしそうに首を振った。息も絶え絶えだ。
まだ最後まで行っていないのに、既にかなり昂っている。
 「理子、俺はやっとこうして君を抱ける事が、嬉しくてたまらない。
もう、幾ら君を抱いても、誰からも非難される事は無いんだ」
 「堪え性の無い先生が、・・・随分と、我慢されました、よね・・・」
 理子の息はまだあがっていた。
 「そうだよな。自分で自分に感心している」
 「もう、学校で、会えないの、・・・寂しいな」
 確かにそれは言えていた。これまでは毎日学校で理子の顔を見れた。
だが、これからはもう見れない。既に、春休みに入って、理子のいない
学校の毎日は、少し味気なかった。
 「そう思うなら、時々来いよ。空いてる教室で、こっそりやろう」
 「先生の、エッチ・・・」
 理子はそう言って笑った。
 「そうさ。俺はエッチだよ。君には、とことんな」
 増山はそう言うと、理子の唇を塞ぎ、手を這わせた。乳房を激しく
愛撫すると、膝で彼女の足を割り、手を滑り込ませる。優しく、そして
激しく、彼女のそこを刺激する。仰け反る理子の白い首筋に舌を這わせた。
理子は震えて、甘く高い声を洩らす。
 増山は時間をかけて、理子の全身を舐めた。理子の白い体がほんのりと
赤く染まる。そうして最後に、濡れて輝く場所へと舌を挿しこんだ。
理子の体が大きく戦慄(わなな)いた。閉じようとする膝を両手で止める。
理子の腰が捩れた。
 「あっ、いや・・・」
 理子が大きく体を震わせたので、増山は顔を離すと、理子の中へと
侵入した。理子は大きな声を上げた。半年ぶりのそこは、少し固かった。
初めての時のような手応えを感じたが、それは最初だけだった。
中ほどまで進むと、すぅっと引っ張られるように最後まで入り納まった。
 「あっ・・・」
 と、思わず声が出る。熱く吸いついてくるその場所は、増山にとって
至福の場所だった。貫かれている理子は、眉根を寄せて閉じた睫毛を震わせ、
ピンクの唇を微かに開き、甘くせつない顔をしていた。そんな理子を
目にすると、狂おしさが一層募って来る。理子の中に侵入し、理子の
全てを見ることができるのは自分だけに許された特権だ。
そう思うと歓びが増してくる。
 ゆっくりと腰を回す。理子がせつない声をあげる。それを耳にして
昂りが増す。長く我慢していたせいか、もうイキそうだ。少しでも長く
ここにいたい。この、熱く増山を包み込む場所に、ずっといたい。
悩ましげに悶える理子の中に、ずっと。

 背中に、増山の吐息を感じる。息さえもが、理子の体を刺激する。
すっと指先で背筋をなぞられ、理子は微かに喘ぎ声を洩らした。
 2回貫かれ、更に執拗に増山は理子の体を苛(さいな)むのだった。
 「君はどこも敏感だ・・・」
 低い声で囁くように言う。
 「先生・・・、そんなにして、飽きないの?」
 「飽きるわけが無い。幾ら愛しても愛しつくせない程だ」
 そう言って、増山は背後から理子を抱きしめて来た。
増山の硬いものが足に当たって悩ましい。
 前に回った手が、理子の体を撫でまわす。思わず声が洩れる。
 「君の声は悩ましい。凄く、そそられる」
 そう言いながら、片方の手を草むらへと忍び込ませた。そうして、
理子の耳たぶを軽く噛む。理子は増山の腕の中で、激しい快楽に襲われる。
増山はゆっくりした動きで、乳首と草むらの中を刺激した。理子の息は
段々と荒くなってくる。理子の息が上がって来るのと、増山の指の動きが
シンクロする。やがて増山は背後から侵入してきた。
 「ああぁ・・・」
 どうしてこんなに感じるんだろう。増山の存在をそこに感じながら、
その腕の中で身悶える。恐れ戦(おのの)きながらも、歓びが支配して
ゆくのを感じる。愛する人に抱かれている歓び、愛されている歓び。
最も幸せな時だった。
 「理子、愛してる・・・」
 耳元で、そう囁かれた。そして、その直後、大きなうねりがやってきて、
呑み込まれた。二人は果てた。
 増山は理子の背中にぴったりと体を合わせ、理子の指と自分の指を
絡ませていた。理子はそうやって増山の腕の中にいられることが、
この上も無く幸せで、嬉しかった。果てた後も、理子を離してはくれない。
理子の息が静まるまで、ずっとそうして抱きしめていてくれる。
理子は増山の体をその肌に感じながら、ゆっくりと凪いでゆくのを感じる。
 「理子、大丈夫か?」
 増山が優しくそう訊いた。理子は黙って頷いた。
 「3回もやってしまったな。最初の時以来かな」
 囁くように話す増山の息遣いが悩ましい。
 「まだ、君が欲しいと言ったら、君はどうする?」
 その低くて甘い声で囁かれた言葉に、理子の体が疼いた。顔が赤くなる。
そんな理子の様子を見て、増山はフッと笑った。
 「まだ戻ってこれない君にこんな事を言うなんて、俺も悪い奴だな」
 増山はそう言いながら、理子の体を自分の方へ向けると、熱いキスを
してきた。舌が侵入してきて、理子の舌を捉え、絡みつき、戯れる。
やがて唾液が流れ込んで来た。理子はそれを呑み込んだ。そしてまた、
手が怪しい場所へと伸びて来た。足を開かれて指を入れられた。
掻きまわされる。喘ぎ悶える理子の顔を増山が見つめている事に気付いた。
 「いや・・・・」
 と、理子は顔を背ける。
 「指の方が、刺激が強いだろう?色んな場所を刺激されて・・・」
 そう言って、増山の指が中で巧みに動く。喘ぐ声が激しくなってゆく。
 「せ、ん、せ、い・・・」
 増山の腕の中で理子は打ち震える。
 「どうした・・・?」
 理子は首を振った。もう、耐えられないのだ。
 増山は、そっと指を抜くと、自分のものを入れて来た。硬くて長い。
4度目は、静かだった。
 「君の中は、とても気持ちがいい。思いきり締めつけて来る。
俺は長くここにいたいのに、そうさせてくれないんだ・・・」
 せつなげな表情で、増山はそう言った。増山が動きを抑制している
せいか、理子も幾分ゆったりした。静かな漣(さざなみ)の上に浮かぶ
小舟のように、心地良い。漣が徐々に動きを増してくるのを感じた。
時々小さく揺れては、二人を突き動かす。その度に増山の表情に
変化が浮かぶ。多分、自分の顔も同じだろう。
 やがて訪れる波が徐々に大きくなってきた。そして二人を呑み込む。
増山は、理子を抱きしめながら登りつめた。自分の腕の中で、
恍惚としている理子を見ると、確実に変化の兆しを感じる。
そんな理子が愛おしい。
 理子はやがて、眠りに落ちた。もう、限界なのだろう。
増山は自分の腕の中で満ち足りた顔をして安らかに眠っている
理子を見て、やっと自分の手にする事ができた喜びを実感した。
長い道のりだった。初めて出会った時、こんな日が来る事は
全く予想もしていなかった。
 高校教師として高校へ赴任し、ストレスの波の中で溺れそうに
なっていた自分にとって、理子は一服の清涼剤であり、そして起爆剤でも
あった。女を抱いても満たされない思いの中で、理子との僅かな
ふれあいが、増山の乾いた心を潤していた。
 相手が女子高生で、受け持ちの生徒である事に抵抗を覚えながらも、
理子はいつの間にか、増山の心の奥深くに住み着いてしまっていた。
自分の気持ちに気付いてからは、欲求が高まって、それが増山を
突き動かす。初めての想いと衝動に、増山は随分と戸惑い、悩まされた。
生徒と担任という互いの立場が、鎖となって自分達を縛り付ける。
 増山は、更に自らに枷を付けた。そうしなければ、自分を抑制
する事ができそうになかったからだ。愛しているからこそ、彼女の足を
引っ張るような事はしたくなかった。必死に流されまいと頑張っている
彼女を、流そうとするのではなくて、高みへと連れて行く男になりたかった。
 そして、二人を縛り付けていた鎖が、切れたのだ。
やっと、解放された。二人で高みへと登ってこれた事に喜びを感じる。
増山はその幸せを噛みしめる。
 もう何も二人を縛り付けるものは無い。
 自由になれた。
 そしてこれからは、その自由の中で、新たな高みを目指して
二人で歩んでゆくのである。
 理子となら、限界の無い世界へ行ける気がした。どこまでも一緒に・・・。

 



                       第一部 完   第二部へつづく。
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