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小説・クロスステッチ第1部 <完>
第16章 二度目の夏~第21章 前夜


クロスステッチ 第1部第21章 前夜 第2回

2010.04.30  *Edit 

 翌朝。
 昨日の朝よりも、すっきりと目覚めた。ダンベル体操をした後、
着替えて階下へ降り、暖房を入れて朝食と弁当の支度を始める。
6時に父が起きて来た。
 「おはよう。どうだ?いよいよだな」
 「うん。いよいよ。でも、まだ始まりなんだよね」
 理子はそう言って、父にホットミルクを渡した。
 「先生は、何て言ってる?」
 「焦らず落ち着いてやれば、大丈夫だろうって」
 「そうか。なら、その通りにやるしかないな。気休めを言う筈は
無いんだから、大丈夫と言われたら大丈夫なんだと、お父さんは思う」
 「うん。ありがとう。お父さんの言う通りだと私も思う。頑張るね」
 「しっかりな」
 父はそう言って、家を後にした。
 『気休めを言う筈は無い』と言った父の言葉が胸に沁みた。
 7時になって、理子が家を出ようとしていた時に、母が起きて来た。
 「大丈夫?忘れ物は無い?しっかりね」
 振り返ると、心配そうな表情をした母がそこにいた。
 「大丈夫。忘れ物は無いから。じゃぁ、行ってきます」
 理子は笑顔で家を出た。

 自転車で駅まで行き、電車に乗る。学生が多いのは受験生のせいだろう。
電車が会場の駅へ近くなる程、混雑は増し、それに比例するように
理子の心も緊張してきた。みんな同じ駅で降り、同じ場所へ向かうので、
道に迷う心配は無かったが、なんだか足元が妙に寒い。昨日は穏やかで
暖かい一日だったが、今日は曇天のせいか昨日より気温が低い。
晴れて来なければ気温も上がらないだろう。
 会場の入口にある掲示板を頼りに、教室へと移動する。教室へ着くと、
まだ、まばらな感じだ。理子は普段から遅刻をするのが嫌いなので、
いつでも必ず時間よりもかなり早く行く。今回は30分前だ。人との
待ち合わせの時には10分前で、学校も始業の30分前に登校して
いるのだった。とにかく、早く目的地に到着しないと落ち着かないので、
十分時間に余裕が有っても、一刻も早く着きたい衝動に駆られ、
自然足早になるのだった。だから理子は歩くのが速い。
 会場の入り口では人が多かったので緊張したが、教室へ来てみると
思っていたより少ないので、緊張の糸が少し緩んだ。だが、時間の
経過と共に増えてくる様を見て、再び少しずつ緊張が高まって来た。
理子の席は前から3分の1ぐらいの場所か。時々振り返って後を見ると、
当たり前だが確実に増えている。
 理子は鞄から筆記用具を出した。その時、携帯のメール音が鳴った
ので開けてみたら、増山からだった。胸の鼓動が高まる。

  “おはよう。体調はどうだい?
   緊張した時には、君の首元と
   腕に手を当てるといい。俺の
   鼓動を感じる筈だ。俺はいつ
   でも、君のそばにいるから。”

 理子はジッと、そのメールを見続けた。とても嬉しかった。そろそろ
会場に到着して、緊張し始めている頃に違いないと思って、メールを
くれたのだろう。いつでも自分を思ってくれている、と実感する。

  “メール、ありがとうござい
   ます。緊張しだした時だっ
   たから、勇気づけられまし
   た。先生を感じながら、頑
   張りますね。じゃぁ、これ
   で、電源切ります”

 理子は、そう返信してから、携帯の電源を切った。

 午後の試験が始まった頃、理子は体調が変化してきたのを明確に
感じた。午前中の後半あたりから、兆しを感じてはいたのだが、それが
確実になってきたようだ。原因は寒さだ。暖房は入ってはいるが、
長時間座ったままである為、足元からの冷えがきつい。
 冷え性なわけではない。だが、高校の教室と違って広い為、暖房が
入っていても足元は暖かくならないのだ。上半身は丁度良いと思う。
これ以上暖かくなったら頭の働きが鈍くなるだろう。また、暖房を強く
してもらった所で、上ばかりが温まって、足元は変わらないに違いない。
 そのうちに、下からの冷えが上にまで伝わってきて、全体的に寒気を
感じるようになり、終いには頭痛がし始めて来た。このくらいの頭痛なら、
試験に差障りは無い。だが、酷くなってきたら困る。
 理子は休み時間に頭痛薬を飲んだ。早めに手を打っておかないと、
後に響くかもしれないと思ったからだ。それから軽い運動をして、体を
中から温めて着席すると、コートを足に巻きつけた。膝の上に掛けては
いたが、スースーして矢張り寒かったからだ。巻きつけると大分違う。
 これから英語の試験だ。リスニングがある。一番集中を要求される。
それに、試験は今日で終わりではない。まだ明日がある。明日まで
響いては大変だ。明日は一日、理科と数学だからだ。

 試験は何とか無事に終了した。早めに手を打っておいたせいか、
悪化せずに何とか持ちこたえる事ができて、理子はホッとした。だが、
寒い。体の芯まで冷えてしまったように感じる。理子はさっさと片付けて
コートを着ると、足早に教室を出た。人でごった返している。誰かと
顔を合わすかと、朝も帰りも思ったが、結局誰とも顔を合わさなかった。
 電車に乗ってから、携帯の電源を入れると、メールが何件か入っていた。
枝本と岩崎とゆきからだった。
 枝本と岩崎のメールは昼休みの時間帯で、午前中の様子を訊ねて
きていた。ゆきのメールは、試験終了後、間もない時間で、矢張り
結果を訊ねたものだった。理子は3人に返信した。その後、枝本と
岩崎とのやり取りで、3人の教室がそんなに遠くない事を知り、明日は
昼休みに一緒にお昼を食べようという事になった。茂木の事を訊ねたら、
茂木は棟が違うから無理だとの事だった。
 家へ帰ると、玄関を開けて入った途端、母が奥から駆け寄って来た。
 「どうだった?」
 とても心配そうな顔をしている。
 「うん。まぁまぁじゃないかな。ただ、会場が思っていたよりも
寒くって参っちゃった。教室が広いんで、足元が凄く冷えるの。でもって、
時間が長いでしょ。その内に寒気がしてきちゃって・・・」
 「ちょっと、大丈夫なの?風邪でも引いてない?」
 「多分、大丈夫かと。でも、風邪引いたって受験には関係ないけどね。
熱が出ても行くし」
 とにかく、まずは暖まりたい。お風呂の用意がまだだったので、理子は
すぐに支度して、湯がいっぱいになるまで、こたつの中にくるまった。
明日はしっかりと寒さ対策をして行かねばならない。一応、帰りに
駅前の店で使い捨てカイロを幾つも購入してきた。
 コタツの中でぬくぬくしていたら、家の電話が鳴った。母は夕食の
支度中なので出られない。理子もコタツから離れたく無く、妹を催促
して出させたら、子機を持ってやってきた。
 「お姉ちゃん、増山先生から・・・」
 ええー?理子は慌てて飛び起きた。
 何で、先生から電話が?しかも、家の電話に・・・。
 「もしもし・・・理子です」
 恐る恐る出た。
 「よぉ、理子。驚いたか?」
 「はい。とても・・・」
 携帯ですら、滅多に電話しないのに。だがこうやって家の電話で
話すと、携帯とはちょっと感じが違うんだな、と思った。
 「俺も驚いた。今電話に出たのは?」
 「妹ですけど・・・」
 「そうか。声がよく似てるんだな。間違えるところだった」
 「ああ~。よく言われるんです。生ではそれ程でもないんですけど、
電話だとそっくりだって。外からかけると、親も間違える事があります」
 「そうだったのか。いや、良かった。間違えなくて」
 携帯を持つ前は、友人からもよく間違えられていたし、今でも妹の
友人に間違えれらる事が度々である。
 「実はまだ、学校なんだ。学校からかけてる」
 「えっ?そうなんですか?」
 理子が時計を見たら、もうすぐ8時になる。こんな時間に、
まだ学校にいるのか。
 「今日はセンター試験って事で、今日の結果を受け持ちの生徒達から
聞いて、アドバイスなり励ましなりをしろって校長命令でな。だから、
3年の担任はみんな居残りで電話してるのさ」
 そうだったのか。じゃぁ、この電話も、自分だけに掛けて来ている
わけでは無いと言うことか。
 「それで、どうなんだ?体調の方は。岩崎から聞いたぞ。午後から
調子が悪かったみたいだって」
 「今は何とか平気です。教室が広いせいで足元が凄く寒くて。今日は
曇りだったから、外の気温も上がりませんでしたよね。まさか、
あんなに底冷えするとは思って無くて。甘かったです」
 理子は、午後の体調の変化を詳しく話した。
 「そうか。女の子は確かに冷えるよな。俺は男だから、そこまで
気付かなかった。済まなかったな。明日は、今日より暖かくして
行くんだ。上は厚着し過ぎないで、脱ぎ着で調節できるようにして、
下は厚手のタイツとか靴下とかで対応するといい。ハイソックスを
持参して、冷えるようなら、そこへカイロを入れるんだ。試験中だけ
だから、恥ずかしくないだろ?」
 成る程。そういう手もあるか、と理子は感心した。
 「それで、肝心の試験の方はどうだったんだ?」
 「問題無いと思います。午前中は得意の社会と国語でしたし、
午後の英語も大丈夫でした」
 「そうか。じゃぁ、明日の理数が勝負どころだな。気持ちの方は
どうかな。苦手意識があるだけに、怖気づいたりするんじゃないかと、
若干心配してるんだが」
 「大丈夫です。今更怖気づいても損するだけですから。今朝のメールで、
肝が据わりました。凄く、嬉しかったです」
 理子は電話口で仄(ほの)かに赤くなった。増山のメールを貰ってから、
理子は試験中、何度も、自分の首元と左腕に手をやった。ペンダントに
触れると増山の愛を感じる。そして、先月貰ったブレスレット。
Mが揺れると、小さなダイヤが光を反射して光る。光るたびに胸がときめく。
 「そうか。それは良かった。じゃぁ、今夜はしっかり暖まって
から寝るんだぞ」
 電話から聞こえてくる増山の声が、とても暖かい。理子の心も
温まって来る気がする。
 電話を切ってコタツから出る。ちょうど風呂も用意ができたようだ。
妹の優子が言った。
 「増山先生って、すっごい声が素敵だね」
 妹の言葉に理子は笑って答えた。
 「見た目も凄い、素敵な人だよ」
 その素敵な人が、春には義兄になると知ったら、さぞや驚くだろうと、
理子はこっそりと笑った。

 理子のセンター試験が終わり、東大の出願を済ませた頃、増山は
不動産業者と、例のマンションの購入の為に会った。青葉台のマンションは、
予約者のローンの審査が不備に終わり、増山の方へと話しが回って来た
のだった。高額なだけに、借入金額も高額で、その高額なローンの支払い
能力に欠けると銀行が判断したからだった。
 以前だったら、審査が通っていただろう。だが、不況になってきて、
銀行も貸し付けには厳しくなってきている。簡単には貸さなくなった。
だからこそ、一括で支払う増山のような顧客は、業者にとっては有難い。
 増山は、3学期に入ってから忙しかった。何と言っても3年生の担任
である。受け持ちの生徒全員の進路に対して責任がある。増山のクラスは
全員が進学だった。15人が推薦で既に決まっているが、残りはみんな
1月中に受験である。そして、センター試験でない私立では、合格発表も
既に終わっている所もある。大抵は滑り止めの学校なので、センター
試験と併願である。だから、まだ安心はできない。
 卒業式の準備もあるので、何か取りこぼしは無いか、うっかり忘れて
いる事は無いかと、神経が休まらない状況だ。だが、センター試験が
終わったので、取りあえずはひと段落だ。国立組はこれから2次試験だが、
私立はこれで終わりが多い。結果待ちだ。
 そんな忙しい中、増山は例のマンションについて、色々と詳細を調べた。
土地の入手経路、以前の土地の様子、建ってからの周囲の評判や建物の具合、
環境、住民の評判、そして、建設費や売値価格に経常利益、会社の経営状況、
あらゆる事を調べあげてから、交渉に入った。
 「いや、増山さん。その値段は勘弁して下さいよ。私達も慈善事業で
やっているわけでは無いので」
 増山は相手が提示してきた値段の半額にするように要求した。大胆な
値段である。だが、増山は相手が最初に提示した値段が、若い増山を
侮って吹っかけた値段だとわかっていた。幾ら未入居の物件だからと言って、
築5年で売れ残った物件にしては高い。
 「吉住さんからは、知り合いだからサービスしてくれる筈、と伺ってますよ」
 と、増山は言った。
 「そ、それは、そうなんですが・・・」
 業者も、まさか相手が半額の値段を要求してくるとは思っていなかった。
若さ故の世間知らずだからなのか。それとも苦労知らずのボンボンだからか。
マンションを一括払いで買うくらいだから、金持ちに違いない。しかも
相手は若いから、吹っかければ簡単に出すと思ったのだが、甘かったようだ。
 今回の物件は、5棟あるマンションの中で一番立地条件が良い事も有って、
最高値の物件だった。他の4棟の同じ場所の部屋は、日中、一時的だが、
どれかの棟の影が射したり、眺望に若干難が有ったりと、何かしらの
障害がある。とは言っても実際に生活する上では問題になるようなレベル
ではない。だから、何の差障りが無い為に高額な部屋より、少しくらい
難が有っても安い方が人気があった。
 増山の要求通りに半額にしたら、それらの部屋よりもかなりの格安に
なってしまう。業者にとっては好ましく無い。築5年経っているとは言え、
あまり価格を下げ過ぎると先に購入した側からクレームが来る恐れがある。
それに、矢張り少しでも利益を上げたい。
 「借りに、僕が今回辞退したら、どうなるんでしょうね、この物件は」
 増山が薄笑いを浮かべてそう言った。
 「じ、辞退って、そんな・・・。困りますよ」
 「そうでしょうねぇ。幾ら駅に近いからと言って、これだけの広さの
物件は、そう売れないでしょう。僕は駅から近ければ、別にここでは
なくても構わないんですよ。暮らすのは二人ですから、これ程の広さを
どうしても必要としているわけではないですしね」
 業者は焦る。前回の予約者はローン審査が通らなかった。その客だって、
やっと買う気になった客である。この5年、見に来る客は多かったが、
誰もその気にならなかったのだ。値段が高いからだ。値下げをしても、
こじんまりとした手ごろなマンションと比較したら、まだ高いのだ。
 建てた時には、マンションの需要が盛り返してきた頃だったことも
あって、概ね売れた。倍率の付いた部屋もある。だが、バブルが崩壊
するまでは人気で高倍率だった上階が、ここ最近は、庭付きの1階と、
手ごろな価格帯の中階に人気が集中するようになり、上階は人気が
無くなった。高額な為だ。
 このマンションも、最上階東南角の部屋は、値段の低い順から売れ、
当時3件売れ残った。だが、この物件以外の2件は2年以内に売れた。
ここだけが残ったのである。今売れなければ、このままずっと売れ残り、
どんどん値段が下落していくだろう。
 「僕としては、まだ一千万程、安くても良いのではないかと
思っているんですよ」
 増山の言葉に業者は驚愕した。半額でも破格なのに、更に
まだ一千万とは。
 「それは、幾らなんでも・・・。うちの方が足が出てしまいます」
 「そうですか?色々調べさせて貰いましたが、それでも利益は
あるんじゃないですか。ですが、ここで売っておかないと、どんどん
下落して、赤字になるでしょう。メンテナンスにもお金がかかるで
しょうしねぇ」
 そう言って、再び薄笑いを浮かべる。業者は彼の落ち着いた態度と
薄笑いに不気味さを感じた。どうやら相手は若いのに曲者のようだ。
一筋縄ではいきそうにない。
 増山は用意した資料を業者の前に置いた。それを見て業者は仰天した。
こちらの事情が全てそこから読み取れる。これだけの事を調査済みとは、
よもや思ってもいなかった。
 「どうでしょう。リフォーム込みで、半額で」
 「リフォームと言いますと、どの程度の?」
 業者は慎重になる。だが、既に増山の思うつぼにはまった感が有った。
 「まず、壁紙の全面張り替え。それに、全体に、長い間、色んな方々が
見学に入ったようですから、細かい傷や汚れもありますよね。それの補習。
それと、水回り。最新の物に入れ替えたいですね」
 増山はそう言うと、にっこりと笑った。当然やってくれるでしょうね、
と言っている顔だ。業者は頭の中で計算する。何とか採算は取れそうだ。
 「それで、お支払の方は・・・」
 「契約時に現金で1割、残りは引き渡しの時に、小切手か
振り込みで如何ですか」
 「わかりました。吉住さんのご紹介でもありますし、それで
手を打ちましょう」
 結局、最初の増山の言い値で売買が成立したのだった。
 この話しを業者から聞いた吉住宗次は驚いた。
 増山が選んだ物件を最初に業者から聞いた時、何て高い買い物を
するんだと思った。宗次はその物件を知っている。青葉台で分譲住宅を
扱った事があり、その関係でそのマンションも知っていたのだ。
田園都市線で駅から近い物件と聞いてはいたが、まさか、その物件を
選ぶとは思っていなかったのだ。立地条件は良いが、二人で住むには
広すぎるし、値段も高い。分不相応だ。
 だが、蓋を開けてみれば、驚く程の破格の値段だ。一戸建てと違って、
マンションの場合、価格に幅が有る。最後に残った1つであるから、
当初の値段よりもかなり安くても損をする事はない。だが、結果的に
長く売れずに残ったら損をする。
 「いや~、参りました。あのマンションの様々な事情や会社の経営
状況や経常利益など、随分と細かく調査されてましてね。もう、
こちらの足元を見透かしてるんですよ。若いのに大した人物です。
おまけに、この値段でリフォーム付きですよ。水回りは最新の物に
取り換えたいと言われまして」
 宗次は益々感心した。なかなかやり手だ。向こうの父親が息子を
買っている筈だ。人柄に関しては、会った時にわかった。情熱家で
誠実で正直者だと思った。理子をとても愛していて大切にしているのが
伝わって来た。心配していた経済観念に関しても、杞憂だったようだ。
これなら理子を任せても心配ないだろう。窮屈な我が家よりも、
彼の懐の方が落ち付けるに違いない。宗次は改めてそう思うのだった。
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