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Book レビュー


伊東潤、葉室麟他 「決戦!関ヶ原」

2015.04.21  *Edit 

7人の作家による、東軍西軍両サイドの7人の武将を

描いた、関ヶ原の合戦の短編連作。



関ヶ原の合戦における話しを延々1冊でまとめてあるよりも、

それぞれの作家が7人の武将をそれぞれの視点から描くというのが、

とっても面白かった。


1、人を致して (徳川家康)  伊東潤

2、笹を噛ませよ (可児才蔵)  吉川永青

3、有楽斎の城 (織田有楽斎長益) 天野純希

4、無為秀家 (宇喜多秀家)  上田秀人

5、丸に十文字 (島津義弘)  矢野隆

6、真紅の米 (小早川秀秋)  冲方丁

7、孤狼なり (石田三成) 葉室麟


上記のラインナップですが。


こういうの、いいね。一つの歴史の出来事にスポットライトを当てて、

其々の立場から別の作家で描かれてる。

色んな思惑があって、色んな感情があって。

それぞれのドラマが非常に面白かったけれど、一番面白いと思ったのは

一番最初の家康かな。

なかなか斬新だった。従来とは大分違う解釈で。

なるほど。なんか辻妻が合うのが面白い。こんなのもアリなのか、って感じ。


それと、矢張り後世一般的に卑怯者的な評価を受けている、

3の織田有楽斎と6の小早川秀秋の話しも面白かった。

こういう屈折してる人達の方が、その内面が面白いと思う。

葉室麟が結構好きなので、最後の石田三成は期待して読んだんだけど、

それほどでも無かったかな。

最後に明かされる三成の思惑は、ちょっと捻りが効いてたと思うけど、

斬新で面白いとまではいかず。。


それにしても、数的には西軍の方が多かったし、戦そのものも

西軍の方がリードしてたのに負けた敗因って、やっぱり

石田三成にあるのかなぁ。。。

家康と比べれば確かに至らないとも思うけど、その割には善戦してたよね。

傍観組が参加しなくても、小早川が傍観のまま動かなければ

西軍が勝ってたかもしれない感じ。

小早川が何故裏切ったのか。

家康や北の政所の根回しがあったとしても、鉄砲で脅されたとしても、

動かずに家康が負けたら関係ないわけだしねぇ。。。

こういう謎が色んな解釈を生み、面白い小説となってくネタとなるのが

歴史小説の醍醐味だけどね。


本当の理由は、案外、大した事も無かったりするかもね。



この本はお薦めです。

それぞれの話しが長くないので読みやすいし、面白い♪



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