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小説・クロスステッチ第1部 <完>
第16章 二度目の夏~第21章 前夜


クロスステッチ 第1部第17章 残照 第3回

2010.04.14  *Edit 

 文化祭の前日、3年10組では、出来あがったフィルムの試写会が
開かれた。静かなピアノの曲が流れ出し、映像は始まった。理子は
この作品に満足していた。だが、みんながどう受け止めるかは不安
だった。映像は、色んな場面を映し出していた。楽しそうな顔が多く
映っていたが、中には怒っている顔や不満そうな顔もある。だが
それが却って、嘘くさく無い印象を与えていて良いと理子は思った。
 上映時間は43分。全てが終わった時、歓声が上がり、拍手が
湧いた。感慨に浸って泣いている者もいた。その様子を見て、
理子はホッとした。良かった。みんな、喜んでくれているみたいだ。
 岩崎が理子の方を見た。その視線に気づき、理子も岩崎を見た。
嬉しそうな顔をしている。一緒に成し遂げた達成感が湧いてきた。
チラッと増山の方を窺うと、感心したような、楽しそうな顔をして
いた。みんなが理子達5人に、感謝や労いの言葉をかけてきて、
理子はそれがとても嬉しかった。こんな風にみんなから感謝されると、
なんだか感激する。
 試写会が終わって解散になった時に、「そこまで一緒に帰ろうよ」
と岩崎に言われた。そこまで、とはバス停までである。理子は自転車
通学で、岩崎はバスと電車である。
 「いいわよ」と理子は言った。試写会の興奮がまだ冷めない。
お互いに一緒に、その余韻に浸りたかった。
 「自信はあったけど、あそこまでウケるとは思わなかったなぁ~」
 と、のんびりした声で岩崎が言った。理子も同感である。ただ、
泣いている者を見て、卒業していく事でノスタルジックな気分を
煽られたのかもしれないとは思った。それに、全員が撮影していると
言う事もある。自分の撮った映像が僅かながらも流れているのだから、
感慨もひとしおだろう。
 「文化祭で、実際にどういう反応があるのかしらね」
 「そうだよな~。今日は、身内びいきみたいなものが有っただろう
からね。客観的にはどうなのか」
 「ちょっと、怖い気がするね」
 明日の文化祭では、午前2回、午後3回の合計5回、上映する。
 「ところで、明日の文化祭、誰と回るの?」
 岩崎に訊かれた。
 「うん・・・」
 実際の所、どうしようかと迷っていた。
 ゆきは、今年も小泉と回る。小泉から誘いがあったと、とても
喜んでいた。理子は、枝本と茂木から誘われていた。二人は三人で
回ろうと言っている。
 「もしかして、茂木と回るの?」
 邪気の無い顔で訊かれた。岩崎の顔は邪気が無い感じがする。
表裏の無い、素直な性質の持ち主という印象だ。
 「うん、って言うか、茂木君と二人じゃなくて、あと、枝本君も
一緒にって言われてるんだけど」
 「それなら、僕も一緒じゃ駄目かな」
 「岩崎君も?」
 予想外の発言に理子は驚いた。
 「うん。茂木と二人だったら、お邪魔しちゃ悪いかなと思ったんだ
けど、他にもいるなら、僕も一緒でも大丈夫かなと・・・。迷惑かな」
 「ううん。迷惑なんて、そんな事ないけど」
 「良かった。もう最後だしね。これが終わったら、まさに灰色の
受験戦争だからさ。楽しい思い出を作りたいじゃん?」
 「そうだね」
 嬉しそうに笑う岩崎に、理子は微笑み返した。岩崎君って、なんか
不思議な人、と理子は思った。
 翌日、ホームルームの後、自由行動になった。茂木は、岩崎も一緒と
聞いて驚いたが、喜んだ。3人は枝本と合流し、校内を見て回る。
去年は枝本と二人で、なんだかドキドキしたが、今年は普通に友達と
回っているようで楽しかった。
 まずは、岩崎の鉄研を見に行った。考えてみると、去年も理子は見た。
乗り物は好きなので、興味があったからだ。だがその時は互いに面識が
無かったので、会ったことすら互いに覚えていなかった。鉄研では、
模型がジオラマの中を走っていた。
 「なんか、去年よりも凝って無い?」
 理子が感嘆の声を上げて岩崎を見た。そんな理子に岩崎は嬉しそうな
顔を見せた。写真も展示してあり、その中で岩崎が撮影したものに
目を見張る。写真好きな理子は、その写真に感銘を受けた。
 「岩崎君、凄い。これって、夏休みに撮ったの?」
 沢の上の鉄橋を走っている列車だ。夏の清涼感と列車の走る様が、
青い夏空に映えていた。
 「いいと思う?」
 岩崎が照れた顔で言った。
 「いいと思う。凄く、いい。岩崎君、写真もやるんだ」
 「鉄道好きは多いよ。やっぱり、自分の好きな走る雄姿を残したいし」
 「私、風景写真が好きだから、こういうの、好き」
 岩崎は満足そうに笑った。
 鉄研の後、幾つか回ってから理子の茶道部へと行った。今年も
茶道部は盛況だった。今年は新入部員が多くて、全部で20数人
にもなった。その為、一年生の一部が出れない。三年生は今年最後
なので全員がお手前をするが、去年とは違って一人一回だ。
 枝本達三人は、理子のお手前に参加した。今年は増山は来ない。
既にメールを貰ってそれは知っている。理子のお手前の時間と増山が
顧問をしている吹奏楽部の演奏会の時間が重なっているからだった。
お茶の方は去年来てくれているし、増山の家でもやっているからいいが、
理子は増山が指揮をしている姿を一度も見た事が無かった。去年は
意識的に増山を避けていたから敢えて見に行かなかったのだが、
今年は見たかった。これで最後なので、残念だ。
 合唱部のコンサートは、去年と同じく午後だった。それには来ると
言っていた。
 昼ごろに、10組の様子を見に行くと、なかなか盛況だったので
嬉しかった。枝本は観ていないから、観たいと行って、一人で入って
行った。その間、3人は近くのクラスの展示を見ていた。観終わった
枝本は、「思っていたより面白かった」と言ったので、3人は気を良くした。
 「理子は、去年もソロで歌ったんだってね」
 と、岩崎が言った。
 「うん。初めてだったんで、凄く緊張した」
 「じゃぁ、今年は馴れたから大丈夫そう?」
 「去年よりはね。でもやっぱり、緊張する」
 時間が来て音楽室へ行くと、思いのほか多くの人間が集まって
いて驚いた。3人を残し、音楽準備室へ入ると、既に集まって
いるメンバーが緊張した面持ちでいた。
 「どうしたの?」
 思わず聞く。
 「なんか、今年は凄い人が集まってきてる・・・」
 お客の数の多さに、既に圧倒されていたのである。後から入って
くるメンバーもみんな固い顔をしていた。どうも、理子が来た時
よりも更に増えているようだった。
 なんで?
 疑問に思う。1年の時なんて、少なかったのに。
 そもそも、部員が集まらない事からして、みんなの関心が薄い事
を示しているのに。
 偵察に出た一人が戻ってきて言った。
 「多いのは、先生達と、3年生だった。あと、他校の生徒。
どうやら目当ては・・・」
 と言って、理子の方を見た。
 「ええーっ?」
 理子は驚く。
 「そう言えば・・・」
 と、3年の男子が話しだした。
 プログラムに、合唱部のソロで理子の名前があるのを見て、去年も
ソロで歌って、声が綺麗でなかなか良かったと、来た人間が言って
いたと言う。それが口コミで広まったらしい。本人は知らないが、
彼女に興味を持っている人間が少なからずいる。今年で最後と言う
ことで、是非、聞きに来たいと思ったようだ。
 教師達の方は、東大を受験する彼女の歌声に興味津々らしい。去年
聞きに来た石坂が、彼女の声は素晴らしいと、彼らの興味を一層
煽っていたようだ。
 「さぁ、みんな、ウォーミングアップをしましょう」
 生徒達の様子に構う事無く、顧問の横川はウォーミングアップを始めた。
 理子は練習しながら、前よりも一層緊張した。なんせ、音楽室
だけに、観客と近い。一番前の列とは2メートルくらいしかない
のだ。人数が少なければ観客は疎らだし、誰もいない空間を見て
人の顔を見ないようにすれば何とか落ち着いて歌えるが、ぎっしり
となると、そうもいかないだろう。しかも、多くが自分を目当てに
来ている?卒倒しそうだ。
 ウォーミングアップも終わり、時間が来た。横川がドアを開けて
出る。生徒達はそれに続いた。先頭の生徒が、小さく「おおっ」と
唸ったのが聞こえた。自分が出る時に、その唸り声の意味がわかった。
本当に沢山の人間が音楽室に居た。ギュウギュウ詰めだ。
 ざっと、さり気なく見渡すと、三分の一くらいが大人だった。
教師達と思われる。校長先生が居るのを発見してしまった。増山は
去年と同じく、窓際の一番後ろにいた。背が高いのでひと際目立つ。
残りは生徒達だが、圧倒的に男子が多い。矢張り自分が目的なのか・・・。
顔が赤くなるのを感じた。
 全員が入り、息が整うと、横川が手を挙げた。集中する。合唱の
方は、小曲を二曲と組曲を一曲歌った。そして、ソロである。今年
の新入部員で、とても体格の良い、有望な女子部員がいて、彼女が
先に歌った。曲は『アヴェ・マリア』だ。将来、ソプラノ歌手に
なりたいと言っているだけあって、とても声量があって、圧倒される。
理子の悩みは声量の無さだ。大きな拍手が湧いた。
 理子の番が来た。この人数には緊張する。今年は、『カロミオ・ベン』
と『カタリカタリ』を歌う。どちらもイタリア歌曲で、相手を思う
恋の歌だ。イタリア男性は恋多き情熱家が多いのだろう。恋人や
好きな女性への求愛の歌や、つれない心を憂う歌が多い。この
二曲もそうだった。だが、歌詞の内容は似ているが、曲想は違う。
『カロミオ・ベン』は高音で、綺麗な旋律だが、『カタリカタリ』は
哀愁に満ちた曲だ。理子はどちらも好きだったが、『カタリカタリ』
が一番好きである。
 前へ出て、息を整えた。矢張り、観客が近い。どこを見て歌おうか
と迷う。極力誰とも目を合わせないようにして、一番後ろの誰の顔も
無い壁を見て歌う事にした。先生に合図を送り、前奏が始まった。
足が震えて来た。今年で最後だ。これが最後。もう、人前で歌う事も、
そうそう無い。だから全力を出し切ろう。そうやって自分で自分を励ました。
 最初は『カロミオ・ベン』だ。最初の一小節が過ぎた頃から、
落ち着いてきた。中間部から後半にかけて、気持ちも乗ってきて、
何とか歌いきる事ができた。この曲は、理子にとっては歌いやすい。
自分の細い声質に合ってると思う。だが、問題は次の曲だ。男性が
歌っているのしか聴いたことがない。サビの部分などは、もの凄い
迫力だ。理子の細い声は、この部分では迫力が無い。フォルテで
力いっぱい歌う部分なので、自分の声量の無さが恨めしく思えてしまう。
 何度練習しても、駄目だった。いっそ、別の曲にしようかとも
思ったが、理子はこの曲が大好きで、最後だからこそ、これを歌い
たかった。色々試行錯誤して、歌うのは女なんだから、女として
歌おうと思った。男なら、情熱的に力いっぱい歌う所を、女だから
切なく歌ってもいいではないかと、ある意味開き直った。横川先生
に相談したら、歌は表現だから、訴えるものが伝わるように歌える
なら、それで良いと言う事になった。
 『カタリカタリ』、“カタリ”とは女性の名前である。副題を
『コーレングラート』と言う。意味は、つれない心。どうして君は、
そんなにもつれないんだ。俺の事なんて、ちっとも考えてくれない。
君の言葉で俺がどれだけ傷つくかなんて全く考えていないんだ・・・。
恨み節である。
 哀愁に満ちたこの曲を、理子は全体的に抑え気味に歌った。
好きな人に冷たくされる。それに傷つきながらも、求めてしまう
片思いのような曲だ。自分にもそんな時があったな、と思う。その
時の悲しい気持ちを思い出しながら歌った。女性の恋なら、フォルテ
のサビの部分をフォルテでは歌えないと思う。
歌い終わった時、大きな拍手に包まれたので驚いた。自分でも曲に
入り込めたので、気持ち良く歌えた。歌い終わって拍手が湧いたら、
まるで夢から覚めたような気持ちになって、急に恥ずかしさが増して
きた。理子はお辞儀をして、皆の列へ戻ろうとしたら、校長先生が
出て来て握手を求められたので驚いた。
 「とても、良かったよ」
 理子の手を握って、校長はそう言った。それを機に、次々と人が
集まってきて握手を求められたので、戸惑った。戸惑っているうちに
握手をされるがままになってしまっていた。握手をされながら、
どうしようと周囲を見回すと、増山の笑顔に出くわした。隅の方で、
ニッコリ笑っていた。それを見て、カーッと顔が赤くなった。
 このままでは、困る。横川の方を向いて助けを求めた。横川は笑い
ながら、仕方ないなといった感じで、みんなに声をかけた。取りあえずは
終わらせたい。握手はそれからと言った。それって、助けたことには
ならないのではないかと理子は思った。だが、その言葉で、一応は、
みんな引いた。理子は列に戻り、部員全員でお辞儀をすると、場内から
大きな拍手が湧き、みんなで準備室へと戻ったのだった。
 やれやれである。部員達もみんなホッとしていた。特に3年生はこれ
で最後である。今年は大曲の組曲に挑戦し、何とか歌いきれたので
達成感も大きかった。
 「だけど理子、良かったよな~。去年よりもイイ感じ」
 と、みんなに言われ、照れる。
 廊下へ出ると、枝本達が待っていた。さすがに、握手の為に待つ
ものはいないらしい。
 「理子、スターみたいだったよなー」
 と茂木が言った。
 「あれは、野次馬だよ。校長が握手なんてするから、みんな便乗したのさ」
 枝本は気に入らないような表情だ。
 そうしたら、岩崎が理子に手を出して握手を求めて来たので、
理子は仰天した。
 「あの時、僕もしたかったんだけど、できなかったから。いいでしょ?」
 と、微かに頬を染めていて、何だか可愛い。その姿を見て、理子は
つい手を出してしまった。その手を岩崎は取ると、そっと握った。
理子も何だか赤くなってきた。
 「あっ、岩崎、ずるいな。俺も」
 と、次は茂木が手を出して握手してきた。理子は仕方なく応じる。
茂木の手が離れた後、理子は枝本を見た。枝本は憮然とした顔をしていた。
そんな枝本を見て、茂木が言った。
 「おい、枝本、我慢してないで、お前もしろよ」
 その言葉に、枝本は茂木を睨みつけると、理子の方へ手を差し出した。
理子はその手を取った。
 こうやって、改めて握手をすると、照れる。昔の事が蘇る。あの時は
嬉しくて嬉しくて、舞い上がりそうな程だった。枝本は理子を見つめた
まま、暫く手を握っていた。理子もそんな枝本を見つめた。この人を
再び好きになっていたら、理子の高校生活は今とは大きく違っていただろう。
 眼鏡の中の輝く大きな瞳。綺麗な形をした鼻と赤い唇。大人っぽくは
なっていたが、理子がとても好きだった昔のままだ。今でも心惹かれる。
 『俺と出会う前に、枝本と付き合って完全燃焼していたら、どうだった?』
と言った増山の言葉を思い出す。未知数な事ではあるが、やっぱり完全燃焼
しておきたかったと思う。そうだったら、今でもこんなに惹かれる事も、
せつない気持ちになる事も無かっただろう。理子は枝本と接する度に、
心が揺れるのだ。普通の彼氏彼女として、もっとちゃんと付き合って
みたかった。そういう思いが湧いてくるのを否めない。
 二人がいつまでも見つめ合ったまま手を離さないので、茂木が咳をした。
茂木にとっては心中穏やかではない。元々、自分よりも枝本の方が理子に
とっては近い存在であると感じていたからだ。
 茂木の咳で現実に戻ったかのように、はっとして、二人は手を離した。
 「さっ、行こうぜ」
 茂木に促されて、一同は次の場所へと向かった。
 歩きながら、理子は変な気分だった。何故か、過去の色んな思いが
浮かんでは消えて行く。全て、中1の時の思い出だ。5年前の文化祭の時。
理子は枝本が所属する理科部を訪れた。あの時に枝本は理科の色んな物を
熱心に見せてくれた。当時部活で飼っていた、マウスまで見せて貰った
記憶がある。3学期になって同じ班になった時、そのマウスにやる餌を
買ってきて欲しいと頼まれた事があった。なんで私に頼むんだろう、
と不思議に思ったものだった。
 あの文化祭の時、枝本は黒田萌子と別れる前だったか後だったかは
定かではない。ただ理子がまだ片思いだった事だけは確かだ。だから、
枝本が理科部で親切にしてくれた事が、凄く嬉しかったのだ。去年の
文化祭。二人で回った時、理子の胸は熱かった。矢張り、昔を思い出して、
なんだか夢みたいに思えたからだ。今年は二人でないせいか、去年の
思いとは違った。違ったが、握手をしたせいなのだろうか?心がトリップ
しているような錯覚を覚えるのだった。
 考えてみると、学生時代に、同じ学校の生徒と本当の意味で交際した
事って無いんだな、と気付いた。枝本とは、両思いになったとは言え、
学校が別々になってすぐに別れてしまったし、次に好きになった多田哲郎とは、
仲は良かったけれど2年ちょっと片思いだったし、次に付き合った須田先輩
とは、半年のうちで、僅かしかデートはしていないし、恋をしている
気分では無かった。
 そして、増山と出会ってしまった。
 枝本が、もう一年、もしくは半年早く朝霧に来ていたら良かったのに。
そんな思いが生じて来る。同世代とのまともな恋愛を体験しておきたかった、
と思ってしまっていた。
 やがて終了時間になり、全てのクラスは後片付けをし、校庭で打ち
上げが始まった。
 ファイアーストームが焚かれた。物語の終焉である。朝霧での高校生
としての楽しい青春はこれで一区切りがついた。残すところは受験のみ。
 中学生活は、怒涛のようだった。だから充実していた。それに比べると
高校生活はのんびりしていたと言える。打ち込める部活が無かったら、
退屈な3年間だったろう。増山と出会っていなかったら、もっと呑気に
していたに違いない。
 周囲を見渡すと、今年も増山の姿は無かった。去年と同じように
メールが来るのだろうか?
 軽音楽部がノリのいい音楽を演奏し始め、みんなが踊り出した。
 「理子も踊ろう」
 茂木に言われて、理子も一緒に踊り出す。
 高校生最後の文化祭。最後の最後。思いきり弾けようと思う理子だった。
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