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Book レビュー


東野圭吾 「虚ろな十字架」&「さまよう刃」

2014.11.25  *Edit 

東野圭吾は好きな作家ですが、その殆どを読んではいるのですが、

微妙に警察物系は、読んで無いものもあったりします。


最近、ちょっと貧乏なのもあり、本はもっぱら図書館で借りて読んでます。

そうなると、東野圭吾なんかは、すっごく待たねばならず。。

ガリレオシリーズだけは、我慢できずに買ってますが、それ以外は

我慢して待っていて、やっと順番が回ってきた、「虚ろな十字架」。。

これでも半年で回って来たから早い方ですね(^_^;)



さて。

非常に重たい内容の本でした。


簡単い言えば、死刑廃止論について問う作品。

8歳の娘が殺された事をきっかけに夫婦別れした、その元妻が

刺されて殺された……。


犯人は高齢の男性ですぐに自首してきたけれど。。。


8歳の娘さんの事件では、犯人は結果的に死刑になって、執行も

されてるわけなんだけど、いくら犯人が死刑になって死んだからと言って、

被害者の気持ちは救われないし、一生、深い傷を負ったまま

生きて行かなきゃならなくて。


だけど、まぁ、色々あるわけですよ。

様々な事情が。だからと言って、殺人が許される訳ではないし、

厳罰に処されなければならないとは思うんだけど。

元妻殺しの方では、実はその裏に深い複雑な事情が絡んでいて、

それが段々と分かって来るんだけど、その事情ってのが、また

可哀想でさ。プロローグに出てくる、中学生のカップルなんだけど。

非常に切なかった。

この小説で一番印象に残ったのは、死刑になった8歳女児殺しの

犯人の弁護士の言葉。

『それぞれの事件には、それぞれにふさわしい結末があるべき』

殺人を犯したら死刑。それだけでは、何の解決にもならない。。

とは言え……。


やっぱりね。人の数だけ価値観もあるし、考え方もあるし、思いもある。

でも、家族はやっぱり、いたたまれないよね。



で、「さまよう刃」

これは、もう、大分前の作品なのね。

たまたま、図書館にあったの。東野圭吾で、図書館にあるなんて珍しいけど、

年数が大分経ってるから、あったんだろうね。

彼の作品、物凄く多いから、時々、以前に読んだことあるのに

間違えて借りちゃうってこともあるんだけど、今回のは珍しく読んで無かった。

多分、この手の話しは避けてたからだと思う。

読んでみて、つくづく思った。重くて悲しくてショックで……。

或る意味、読まなきゃ良かったとも。。。


奇しくも、「虚ろな十字架」と似たテーマだったね。

こっちは、高校生の一人娘を不良少年たちに凌辱されて殺された父親が

法に代わって復讐する話し。


似たような話しは、過去にも多くの作家さん達が書かれてきたけれど。。


もう、あまりに可哀想で。


自分も親だからさ。凄くよく分かるんだよね、気持ちが。

ただでさえ、犯人に甘い現在の法律。

相手が未成年となったら尚更でしょう。

本当に被害者とその家族は浮かばれない。

こんな目に遭いたくないし、自分の子供も加害者にしたくない。


巷では悲惨な事件が増えてる気がするけど、加害者の親は、一体どうして、

そんな人間に育ててしまったんでしょうね。

勿論、そう育てた覚えはないんでしょうけれど。


だけど、殺された娘ちゃんが、可哀想で可哀想で。

まだ高校生になったばかりの女の子だよ。

父親にとっても、妻を亡くして一人で頑張って育てて来た最愛の娘。

考えただけで、ゾッとする。


私は元々、残酷なのが苦手なのです。

小説も漫画も映画も……。


結局、なんか救われなかったように思うんですけどね、この話しは。。。


すっごく、胸にズーーーンと来て、重苦しい気持ちがずっと続いてて。

読んでからこっち、テンション低いっす。。。


そう思って、今度は村山由佳を読んだんだけど、こっちも予想外に重かった……orz...



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